スピリチュアルに生きる目的
三島
スピリチュアルで「現実」を変えようとしていませんか?
現実(=ドラマ)をつかむと、スピリットから離れます。
不足感の原因となっている「自己否定」に気づきましょう。
あなたの道が開かれることをお祈り申し上げます。
私が知っている「スピリチュアル」と、相談者さんが知っている「スピリチュアル」に相違があると、最近つくづく思います。
どちらが正解という話でもないので、「違いがあるんだなぁ」で済ませることもできますが、人間的・霊的成長をサポートする私としては、一言申し上げたいことがあります。
それは・・・
「スピリチュアルで「現実」を変えようとしていませんか?」ということ。
私が初めて精神世界に触れた20年前は、インターネット上でも、今ほど情報が溢れていませんでした。
インターネットが普及するにつれて、スピリチュアル情報の発信者も増え、玉石混交になったと思います。
おそらく3~4年前からyoutubeで
「これをやれば大金が入る!」
「○月○日までにこれをやって!」
「○月○日は要注意!」
「○○をやれば、こうなる!」
「これをやった人だけ助かる!」
「現実を変えるには○○をやれ!」
と煽るサムネが目に付くようになりました。
これぜ~んぶエゴに訴えかける内容なんですよね。
エゴが喜ぶ
エゴが満たされる内容です。
そうではないんですよ。
本来のスピリチュアルな使命とは
誰かから与えられるものではありません。
自分の命を自分で磨く
自分の命を自分で愛する
自分の命を自分で育てる
このような「命が喜ぶ体験」をすることです。
ですから、そういった煽るサムネを見かけるたびに、スピリチュアルの目的が私とは違うのかなぁと、疑問に感じていました。
人それぞれですから、スピリチュアルの目的も違っていいのですけどね(でも、エゴを喜ばせるのはスピリチュアルじゃないから逆走だよね…)
私の場合、スピリチュアルに生きる目的は『個人の私』という『エゴ/恐れ』から目覚めることです。
一気に目覚める人は少ないらしいので、目覚め続けると言ったほうが正確かもしれません。
目覚めとは「世界は分離している」「自分と他人がいる」という勘違いに気づくことです。
エゴにとっては自分で自分を放棄する自殺行為ですから、コワいのも当然と言えば当然。
ちなみに「現実(幻想世界)」を変える「引き寄せ」という言葉にも違和感があります…。
何もしなくても、つねに必要なことは起こっていますから。
もしもエゴに都合の悪いことが起こるのであれば、エゴ/恐れに意識を向けることで現実も変わってくるでしょう。
現実(スクリーン)をコントロールするのではなく、現実を映し出しているフィルム(エゴ/恐れ)に意識を向けてくださいね。
「情報」を「消費」していませんか?
相談者さんの中には、ネットで得た「スピリチュアル情報や知識」をベースに「現実」を判断している方がすごく多いです。
現実(幻想世界)をつかんでいます。
「これはスピリチュアルな意味があるのかな?」
「私たちはツインレイに違いない!」
「これは宇宙のお試しね!」
「ぞろ目はメッセージね!」
などなど
起こった出来事に「思考(自己都合の願望)」で「解釈」をくっつけています。
スピリチュアルなのだから「スピリット」の出番なのにねぇ。
なぜ「思考(エゴ/恐れ)」を使うのでしょうか?
なかには
「私もスピリチュアルやってるんで~」
と、自信満々におっしゃる方もいます。
でもよくよくお話を伺うと、ネットにある「情報」を「消費」しているだけなんですよ。
「体験からの学び」と違い、簡単に手に入る情報は「血肉」にならないから、次から次へとエゴが「情報」を求めてしまうのでしょう。
「スピリチュアルな知識」を「生き方に落とし込む」ことが、スピリチュアルに生きるということではないでしょうか。
スピリチュアルな知識を「現実(幻想世界)」に当てはめて、あれこれ判断することは、スピリチュアルに生きるとは言えないと、個人的には思います…。
エゴの特徴
エゴは「求めること」をやめない。
実は私も4~5年前にyoutubeで並木さんを知ってから、並木さんからの情報を参考にしていた時期があります。
ところがある日、「未来に期待していないか?」と、自分に疑問を持ったのです。
「いつかラクになる」と未来に期待している自分に気づいたので、その日以来、公式youtubeだけを参考にするようにしました。
それでも、ストーリーにからめとられないように、未来に関する情報は「ふ~ん」で終わらせて、戒めになるお言葉だけ参考にしています。
また、これもよくある誤解ですが、「ヒーラー養成講座に通いました。でも何もやっていません」と、おっしゃる方…。
ネット情報よりはマシかもしれませんが、体験からの学びが伴っていないと「知識が増えただけ」になってしまいます。
「養成講座」は、自分の問題を解決した人が「知識や技術を学ぶ目的」で行くところであって、「自分の問題を解決する目的」で行くところではありません。
でも実際には、自分の問題を解決する目的で、そういった養成講座に来ている方がいらっしゃいますね。(特に産業カウンセラー養成講座は…)
自分の問題が解決していない方は、セラピーやカウンセリング等を利用しましょう。
宇宙は私に何をやってほしいの?
スピリチュアルに洗脳された相談者さんは
「宇宙は私に何をやってほしいのだろう?」
と、おっしゃったりするのですが
三島としては
「今すでに、それをやっていますよ」
「これまでもやってきました😊」
と申し上げるしかありません。
そもそも、それをしゃべっているのがエゴの声です。
夢を壊すようで申し訳ないのですが…
「今」ではない「未来」に期待する方は、「今」に抵抗しているのではないでしょうか。
「自分」ではない「外側」に期待する方も、「今の自分」を否定しています。
不満だらけの「今の自分」を受け入れたくないから、「自分には “特別な役割” があるに違いない!」と、幻想でしかない「未来の自分」に期待するのだと思います。
いやむしろ、「幻想の未来」に期待することで「崩れやすい自我」を支えているのでしょう。
本当は、見て見ぬふりをしている「エゴ/恐れ」を認めるとラクになれるのですけどね。
ただ私も、並木さんの情報に期待していた理由が、「今に対する不満」でしたので、お気持ちはなんとなく理解できるんですよ。
私は10年前に
「気づくと癒える、学ぶと解放される」
「人生は完璧に仕組まれている」
「必要なときに必要なことが起こる」
と、気づきを得たのですが、それでもエゴに巻き込まれると、すっかり忘れてしまいます。
大事なことは「現実というスクリーン」から一歩引いて、「エゴ」に気づけるようになっておくことですね。
実際には
あなたが求めている「それ」ですよ。
もうすでにあなたが「それそのもの」です。
外側を探しても見つからないのは当たり前🥺
メガネをかけたままメガネを探しているんです。
毒親相談.com 三島恵実